こんにちは。
竹原アート設計の竹原邦彦です。
『輸入住宅』
最近、注目されている家ですね。
竹原アート設計では、輸入住宅を得意としていることもあり、
お客様に時々、輸入住宅というものについて聞かれます。
輸入住宅自体が、まだ日本に定着していないという事実があるので、
どういうものなのか、メリットとデメリットについて書いていきます。
輸入住宅とは?
輸入住宅とは、読んで字の如し、家を建てるのに必要な材料を輸入してきます。
過去の作品にもありますように、南欧風だったり、北欧風、さまざまなタイプの輸入住宅があります。
特徴としてあげられるのが、外観のオシャレさです。
一般的に、日本の家の特徴として、和風住宅、シンプルモダン住宅など
同じような外観の家を建てることがほとんどです。
広い層のお客さんに好まれるためですね。
なので、外観の自己主張が控えめです。
対して、輸入住宅は、海外のレンガや窓を使うのでオシャレで女性からの支持もかなり得る家になります。
竹原アート設計が設計した家は、その街で一番オシャレな家を目指します
素敵な輸入住宅を造ってホームパーティが開けたら楽しいです
輸入住宅のメリットとデメリット
メリット
・耐震性に優れている
・気密性に優れている(暖かい)
・火に強い
・外観が美しい
デメリット
・木製玄関ドアーはメンテナンスが必要
・リフォームする際の間取の変更が難しい
・人によって好みが分かれる
.輸入サッシの引き戸は重い(かなり)
いくつか挙げるとこんな感じです。
輸入住宅が暖かい理由・湿度調節が必要な理由については、輸入住宅の作りにあります。
輸入住宅は、2×4工法(ツーバイフォー工法)と呼ばれるやり方で家が造られます。
2×4工法とは、壁や床で家を支えるという方法がとられます。
本来の日本の家が、柱や梁で家を支えるのと比べて、輸入住宅は壁と床で支えるので、
その分、壁や床が厚くなっています。
なので、気密性が高く、断熱性にも優れています。
ただし、この工法のデメリットとしては、湿度が高い地域に住まれている場合は家の中に湿度の高い空気が
入り込み、それが気になる方もいるということです。
なので、湿度調節が行える家具や、エアコンを使って湿度調節をする必要があります。
竹原アート設計が担当させていただいた輸入住宅に関しては、
屋根裏に通気スペーサーを設置することにより、断熱材が膨らみ通気層が狭くなるのを防ぐ工夫を行っています。
また、これにより真夏の熱さを逃してくれる役割も果たします。
地震に強い理由とは?
これに関しても、2×4工法により、地震に強い家になります。
日本は4つのプレートが重なり合っている国(=地震大国)としても有名ですが、
それに耐え得る家であることは必要不可欠です。
2×4工法では、床・壁・屋根が一体化しているために、地震の揺れを家全体で受け止めることができます。
そのために、実際の揺れよりも体感としては小さく感じることができます。
実際の所、私の家も輸入住宅なのですが、
震度4程度の地震はそこまで大きいと感じません。
もちろん、個人の差はあるかと思われますが。
地震の揺れにも強く、冬は温かく夏は涼しい輸入住宅ですが
玄関の扉が水を含みやすいという弱点もあります。
その点に関しましては、
浸水しない加工を扉に施すばかりでなく、水に強い体質の木を使用しています。
ただ、それでも何十年も使っていくうちに、
やはり木は弱くなってきます。
その前にメンテナスをすることをオススメしていますが、
それがあまり良くないと言うお客様には、扉に関しては、木以外で作ることを勧めています。
どんな家でも長所も短所もありますが、家の造りを理解し、
あなたに見合った建築方法を見つけてください。
竹原邦彦
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